2016年11月13日のNHKスペシャルは「終わらない人 宮崎駿」毛虫のボロです!

2013年に4度目の引退を宣言したアニメーション映画監督の宮崎駿さん。
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世界的なアニメ映画監督の“宮崎駿”さんは、スタジオジブリを設立し「風の谷のナウシカ」、「天空の城ラピュタ」、「となりのトトロ」など誰でも一作品は見たことがあると思います。
2003年には、『千と千尋の神隠し』でアカデミー賞長編アニメ賞しました。
長編映画の最後の作品として『風立ちぬ』は、鈴木敏夫プロデューサーが「宮崎監督の遺言」と発言し、宮崎駿監督は、初めて自分の映画で涙を流したことを告白したことで話題になりました。
引退後の宮崎駿監督は、若手CGアニメーターとの出会いをきっかけに、75歳にして本格的にCGを使った短編映画に初挑戦!
新たなアニメーションは難航し、制作中心の危機に直面するが、宮崎駿監督が下した大きな人生の決断は・・・「残された時間をどう生きるのか」。
現在、宮崎監督が作品作りで難航している『毛虫のボロ』は、宮崎駿監督によって1995年4月2日付で企画書が記されたもの。
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『毛虫のボロ』と同時に『もののけ姫』が劇場公開用長編アニメ映画として企画されていたそうです。

しかし、ジブリの鈴木敏夫プロデューサーが、「人間が出てこない物語を長編として成立させるのは難しい」と判断し、アクション映画である『もののけ姫』を映画化することになりました。
『毛虫のボロ』は、毛虫が街路樹の木から木へ冒険をする物語を予定していたのでお蔵入りになりました。
その後も何回か映画化が噂されましたが幻の企画となったようです。
番組内では、株式会社ドワンゴの代表取締役会長・川上量生さんが率いるCGチームが、人工知能で動きを学習させたCGを提案してくる場面がありました。
このCGのキャラクターは「頭を足のように使って移動し、痛みを覚えることがない」とし、ゾンビゲームの動きに使えるのではないかというもの。
宮崎監督はCGを見終わった後、「極めて不愉快ですよね」と声を荒げ、こうしたCGを「極めて何か生命に対する侮辱を感じます」と怒りをあらわにした一面も。
今回の『毛虫のボロ』のCG制作には、CGアニメーター“櫻木優平”が参加することが決定!
櫻木優平は、2015年に岩井俊二監督の「花とアリス殺人事件」のCGディレクターを務めたことで注目を集めているアニメーターです。
番組では、宮崎監督が新たな長編アニメ構想「長編企画 覚書」と書かれた書類が映し出されました!
内容の部分はモザイクで隠されていて、見えないようにされていましたが「小生78才 生きているかな?」の言葉と共に2019年に完成と記されていました。
さらに、宮崎監督は鈴木プロデューザーに冗談半分な様子で「この映画作れるだけの金かき集めてください。」と話す一面も。
ジブリ映画の予算にはいつも鈴木さんは泣かされていたようですから、実際にカットを描いている様子もあったので、宮崎監督が本気ならただ事ではないです。
◆公開予定
『毛虫のボロ』は、三鷹の森ジブリ美術館の映像展示室「土星座」で公開されます。
この土星座で公開される短編アニメーション映画は、全国の劇場で公開されることはありません。
DVDやブルーレイでの販売も予定されていません。
三鷹の森ジブリ美術館の短編アニメは出来上がり次第公開されるので、明確な公開時期は分かりませんが、2017年又は2018年になる予定と言われています。
今回の『毛虫のボロ』は、ジブリ美術館の短編映画として第10作目になります。
- 三鷹の森ジブリ美術館 土星座
東京都三鷹市下連雀1-1-83
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◆スタジオジブリには多くの有名監督が所属していました。
- 庵野秀明(あんの ひであき)
最後の長編アニメ「風立ちぬ」の主人公の堀越二郎の声を庵野秀明が務めました。
2016年大ヒット「シン・ゴジラ」、「新世紀エヴァンゲリオン」の監督。
- 米林宏昌(よねばやし ひろまさ)
ジブリでは『借りぐらしのアリエッティ』、『思い出のマーニー』の監督。
- 細田守(ほそだ まもる)
もともとはジブリ志望だった細田守監督ですが、東映動画に入社し出向して作品に参加したそうです。
その後、独立し「サマーウォーズ」、「バケモノの子」を発表。
「サマーウォーズ」は、第33回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞。
- 新海誠(しんかい まこと)
2016年興行収入180億円を超える大ヒットを記録していた「君の名は。」で知られる新海監督。
宮﨑駿監督に「君はジブリに来て埋もれるべきじゃない」と言わせたという逸話があります。
ジブリ好きな方は、新海誠監督の「星を追う子ども」がお勧めです。ジブリを意識して作られたファンタジーの世界と、美しい風景が楽しめる長編アニメーションとなっています。
新海誠監督作品「雲のむこう、約束の場所」は、圧倒的な映像の美しさと音楽、そして物語の協奏曲が同年の宮﨑駿作品「ハウルの動く城」を抑え、第59回毎日映画コンクールアニメーション映画賞を受賞。
2016年11月4日、11月11日、11月18日の3週連続スタジオジブリ作品を「金曜ロードSHOW!」で放送!
スマホやデータ放送から参加できる「セリフでBINGO♪」や「スタジオジブリ名言集」もお楽しみに♪
- 11月18日の放送・猫の恩返し
放送中は特別連動企画を実施!
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